9月16日(土)に標記のセミナーを開催させていただきました! 今回は「AIビジネス化とその課題」をテーマに4名のご講演者の方をお招きし、台風18号が接近する中にも関わらず、約80名の方にご参加いただきました。 お一人目の登壇者・STORIA法律事務所の柿沼太一弁護士より、「これ大丈夫なのかな?」と皆さん不安に感じながらもネット上から学習データを集めたり、モデルを生成したりしているAIの著作権問題について、現在の法律でどのように解釈しうるかを概説していただきました。AIが生成したキャラクターに著作権は認められるかという問題も、類似性と依拠性という2点によって判定されるという概念整理など大変興味深い内容でした。 お二人目は、弁理士で株式会社Toreruの代表取締役でもある宮崎超史氏にご登壇いただき、ご自身が提供されている商標登録サイト「Toreru」のディープラーニング技術を活用した類似商標検索サービスについてご紹介いただきました。「公開データと非公開データ」、「公開アルゴリズムと非公開アルゴリズム」という2軸で、AIサービスの差別化の可能性を検討した論点は非常に刺激的でした。 三人目は、京都大学の古屋俊和氏です。古屋氏は、大学院在学中から積極的にAI技術のビジネス化にも参画され、株式会社エクサインテリジェンスの立ち上げにも深く関わっておられます。ご講演では、これからの発展が注目されるAIの4つの最新技術やデータサイエンティストに必要な資質、医療やスポーツなどの分野でのサービス化事例など幅広い観点でご紹介いただきました。 最後は、東京のAIベンチャー・CogentLabのCEO・飯沼純氏にご登壇いただきました。飯沼氏は、セールスフォース・ドットコムの草創期から今日までの急成長の過程をつぶさに見るというビジネス経験を経て、満を持して創業され、このほどAI日本語手書きOCR「Tegaki」をリリースされました。AI技術をサービス化するには徹底的に「現場に足を運び、顧客の声を聞く」ことが重要であるという熱いメッセージが大変印象的で、それらの声を生かしTegakiの細部に至るまでユーザーエクスペリエンスにこだわった仕様になっていることに感銘を受けました。
講演終了後は、約40名の方が交流会で大変熱心に議論や意見交換をされていました。 ご参加いただいた皆様及び講演者の方々、誠にありがとうございました。 今後もこうしたセミナーや教育講座等を企画開催してまいりますので、ご興味がおありの方は是非ご参加くださいませ! セミナーや教育講座等のご案内は下記にて行っております。 https://manage.doorkeeper.jp/groups/soleildatadojo |
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October 2019
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