昨年4月から8月にかけてデータ分析教育講座白帯編・ツール編・黒帯編と開催して以降、関西でも社会人がデータ分析を専門的に学べる教育講座が欲しいといった声を数多くいただきました。 そこで、ソレイユデータ道場では、皆様のご要望にお応えし、第2期データ分析教育講座を開設することといたしました。白帯編は、10月1日(土)、10月8日(土)、10月15日(土)の10:00〜17:10(全3日間・90分×18コマ)で開催させていただきます。 今回は、実際にビジネスの現場でデータ分析に携わっておられる実務家の方を講師にお招きし、データ分析を如何にビジネスに活用をするかという観点から、より実践的なプログラムを目指します。 白帯編では、まずはノンプログラミングでのデータ分析プロセスを体感いただき、さらにPythonプログラミングや統計学の基礎を踏まえながら、”データ分析は楽しい”と肌で感じていただくことを主眼とします。 さらに赤帯編ではさまざまな機械学習の理論を学び、いくつかの演習課題を用意してグループ単位で取り組みながら、実際のビジネス課題への応用力を磨いていきます。 講座内では、実際の中小企業の生データをご提供いただき、それを加工・集計・分析・可視化しながら、実務の現場で役立つデータ分析のあり方を参加者の皆様と模索していきます。 黒帯編では、「製造業・センサーデータ解析編」、「画像処理・ディープラーニング編」、「簡単!高速!nysolによる大規模データ前処理編」といった、個々のニーズ別の講座を順次開設していく予定です。 白帯編の詳しい内容や申込みについては、下記のPeatixページか、DoorKeeperページをご参照くださいませ。 また、講座に関するご要望やご質問は、Contactページよりお気軽にお問い合わせください。 昨年開催の第1期データ分析教育講座の様子。
![]() 9月3日(土)は、第2回データ解析ハッカソン「お買い物でハッカソン」を開催しました。 今回はサイボウズ株式会社様の東京、大阪、松山オフィスを丸ごとお借りし、テレビ会議システムでのライブ中継による同時開催です。 東京47名、大阪35名、愛媛22名の計104名36チームが一斉にデータ解析するという物珍しい(?)イベントで、サイボウズでも三拠点をフルに活用したイベントは今回が初の試みだったとのことです。 ![]() 今回の使用データは株式会社マクロミル様のご提供する「QPR」というデータで全国約4.3万人のモニターの方がスーパー、コンビニ、ドラッグストア、百貨店などで購入された商品の購買データです。 日本全国各地の約100万店舗で「いつ」「どこで」「どのようなひとが」「何を」購買しているかということが分かる非常に希少なデータです。今回このデータを株式会社マクロミル様より無償でご提供いただきました。 ![]() それに対し、国立情報学研究所の宇野毅明氏が科学技術振興機構のCRESTプロジェクトで開発したグラフ研磨手法を適用し、ビジネスにつながる解析結果を導き出すというのが今回のテーマです。 たとえば、「スーパー vs コンビニ」などの対立軸を設定し、その片方が他方に勝つためのシナリオをコンサル提案してほしいというのが各参加者チームに課されたお題です。 大阪会場の様子。 愛媛会場の様子。 最優秀賞には、愛媛・松山の「”サラダ油” vs”サラダ油じゃない油”」の併売関係を分析したチームの、グラフ研磨手法を見事に適用した解析が高く評価され、審査員、参加者ともに高い得点を得て満場一致で選出されました。愛媛からの優勝チーム輩出に、松山の参加者一同大いに盛り上がりを見せていました。最優秀賞のチームには賞金10万円が贈呈されます。 関西学院大学・羽室先生による最優秀賞の授与。 ![]() スポンサー賞には、東京会場の「”ドラッグストア” vs ”コンビニエンスストア”」という視点で、ドラッグストアの30代以降の男性顧客の離脱を防ぐための防止策を提案したチームが選出されました。今回QPRデータをご提供いただいた株式会社マクロミルの小池氏より、 基礎分析をしっかりと行っている点や離脱防止策のコンサルストーリーが明確で、腹落ちしやすい点などを評価するコメントをいただきました。 ![]() 惜しくも選に漏れたのは、「”ファミリーマート、サークルKサンクス連合” vs ”セブンイレブン”」という構図で、M&A後のファミリーマートとサークルKサンクスがセブンイレブンに対抗するためには、それぞれのコンビニでよく売れていた併売関係を合併後もうまく採り入れることだという提案をしてくれた大阪チームです。 着眼点は良かったものの、最後の提案がやや尻すぼみに終わった点が残念との評価でした。次回の雪辱を期待したいと思います。(健闘を讃え、賞状のみ授与。) ![]() また今回のハッカソンでは、データ分析での現場経験やコンサル経験を数多く積んでおられる多様な審査員の方々にご参加いただいた点も一つの特徴でした。 審査員(順不同) 宇野 毅明 氏(国立情報学研究所教授) 中原 孝信 氏(専修大学准教授) 岡村 秀樹 氏(京セラドキュメントソリューションズ株式会社) 羽室 行信 氏( 関西学院大学准教授) 加藤 泰央 氏(株式会社ブレインチャイルド) 小池 直 氏( 株式会社マクロミル) 重友 大輝 氏(カゴメ株式会社) 河野 昭彦 氏(パナソニック株式会社アプライアンス社) 寺岡 慎一 氏(株式会社エンジンズ) 竹中 毅 氏(国立研究開発法人 産業技術総合研究所) 杉浦 司 氏(杉浦システムコンサルティング・インク) 須見 高康 氏(三協商事株式会社) 岩崎 幸子 氏(データコム株式会社) 近藤 耕市 氏(K`s office) 山崎 正人 氏( 株式会社いよぎん地域経済研究センター) その他実務家数名 ![]() この場をお借りして、審査員の方々および当日ご参加いただいた参加者の皆様、会場を快く提供して くださったサイボウズ株式会社様、会場運営をご支援くださった現地スタッフの皆様に心より 感謝申し上げます。 ハッカソンの最後に、審査員長・宇野毅明氏より、「データ分析が上達するためには、まずはデータ分析を好きになること、データを愛でることが楽しくて仕方ないという気持ちが何より大事」という言葉とともに締めくくりました。 ソレイユデータ道場では、今後ともデータ分析をビジネス現場へと落とし込むためのさまざまな企画や 取り組みを継続して参りますので、皆様のご参加をお待ちしております。 ソレイユデータ道場の提供する、各種イベントやデータ分析教育講座などのご案内は下記ページをご参照くださいませ。 DoorKepperページ https://soleildatadojo.doorkeeper.jp Peatixページ http://soleildatadojo.peatix.com 最優秀チームを輩出し、最後に記念撮影をした愛媛会場の皆様。
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October 2019
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